片岡昌とは
『アフリカン・マザー』
『アラ・見てたのね』
片岡昌(かたおか あきら)は「ひょっこりひょうたん島」の人形デザイン・制作で知られる、日本を代表する劇人形作家の1人であり、また平面・立体を問わず幅広い作風を持つ多才なアーティストです。
1950年より川崎市にある「人形劇団ひとみ座」で人形作家として活躍し、多数の舞台人形劇・テレビ人形劇の人形美術を担当しました。また同時にアーティストとして美術作品の制作も行い、ギャラリーでの個展やグループ展、美術館の企画展に沢山の作品を発表してきました。
『ドン・ガバチョ』
『リア王』
片岡昌 略歴・制作歴
略歴
1932 | 6月16日 鎌倉市に生まれる。 |
1950 | 「ひとみ座」(現「人形劇団ひとみ座」)に劇人形作家として加わり、現在に至るまで舞台のための人形・装置等多数制作 |
1969 | UNIMA(国際人形劇連盟)日本代表としてチェコスロヴァキアその他を巡る。 |
1971 | 中華TV人形劇指導のため台湾訪問。 |
1972 | 劇人形以外の美術作品の制作を開始、多数の個展、グループ展で作品を発表 |
1999 | 「人形劇団ひとみ座」を退団 ひとみ座団友となる。以後フリーとして活躍。 |
2013 | 7月28日 横須賀市の自宅にて永眠。 |
市原市水と彫刻の丘美術館、ラスベガスアートミュージアム、椿近代画廊等に作品が収蔵されている。 |
受賞
1981 | 新象展 佳作賞受賞 |
1982 | 25回記念 新象展 25回展賞及び福沢一郎賞受賞 |
1996 | 第32回 具象美術展出品 具象美術会賞受賞 |
主な人形劇作品
1958 | 人形劇団ひとみ座『寒さの森の物語』第七回読売児童演劇祭 厚生大臣賞、NTV賞東京都児童演劇コンクール 優秀児童演劇賞、NHK賞 |
1959 | 人形劇団ひとみ座『悪魔のおくりもの』第八回読売児童演劇祭 読売児童演劇賞、文部大臣賞、NTV賞東京都児童演劇コンクール 優秀賞、NHK賞、 中央児童福祉審議会推薦 |
1961 | 人形劇団ひとみ座『マクベス』 |
1964 | 人形劇団ひとみ座『ひょっこりひょうたん島』 NHK連続人形劇 |
1970 | 人形劇団ひとみ座『ネコジャラ市の11人』 NHK連続人形劇 |
1984 | 人形劇団ひとみ座『人魚姫 アンデルセン童話より』中央児童福祉審議会推薦、 東京都優秀児童演劇選定優秀賞 |
1983 | デフ・パペットシアター・ひとみ『京太郎の唄』厚生省中央児童福祉審議会昭和59年度推薦文化財指定 |
1988 | 人形劇団ひとみ座『ふしぎの国のアリス』 東京都優秀児童演劇選定優秀賞 |
1988 | 人形劇団ひとみ座『南の島の少年マウイチキチキ』東京都優秀児童演劇選定優秀賞 |
1998 | 人形劇団ひとみ座『ひとみ座創立50周年記念 リア王』東京都優秀児童演劇選定優秀賞、厚生省中央児童福祉審議会平成9年度推薦文化財 |
1998 | 人形劇団ひとみ座『天守物語』厚生省中央児童福祉審議会平成10年度推薦文化財 |
1999 | 人形劇団ひとみ座『小さな山神 スズナ姫』厚生省中央児童福祉審議会平成11年度推薦文化財 |
2001 | 人形劇団ひとみ座『少女と魚』 |
2009 | 人形劇団ひとみ座『マクベス』 |
2012 | 人形劇団ひとみ座『ふたりはともだち』 |
2013 |
人形監修 テレビCM『TOYOTA ReBORN「大槌町」篇』 人形監修 テレビCM『明治 OLL1073R-1乳酸菌「乳酸菌研究 強さをひきだす」篇』 人形監修(一部) 人形劇団ひとみ座『美女と野獣』(2014年公演予定) |
主な個展
1976 | 片岡昌人形館(紀伊国屋企画) |
1979 | 片岡昌の人間動物園(史染抄ギャラリー企画) |
1982 | 三月宣言 『STRIPED STREET』(泰星画廊企画) |
1985 | 増殖する自由への幻想(椿近代画廊企画) |
1997 | 片岡昌 『人形1000』(アートガーデン・かわさき、人形劇団ひとみ座企画) |
1998 | シチュエーション・アート『埋もれし時』(民家ギャラリィ&カフェ山猫軒企画) |
1999 | 片岡昌展 『舞台的な……』(アート・サロン・アクロス企画) |
2007 | 片岡昌展 『CHIMATA』(ギャラリークラマー) |
2009 | 片岡昌展 『球・面』(ギャラリーGK) |
2010 | 片岡昌展『超次元アートとひょうたん島』(池田20世紀美術館) |
2011 | 『片岡昌LIFE/DESIGN』(アークネス・アート.ギャラリー) |
2012 | 片岡昌展(ギャラリーGK) |
主なグループ展参加、招待出品
1977 | DESEPTIONS – in Art Nature and Play (カナダ) |
1979 | 遊びの博物館(朝日新聞社主催) |
1979 | PRAGUE QUADRENNIAL’79 (チェコスロバキア) |
1980 | 現代日本のマニエリズム展(東京都美術館 AJAC主催) |
1981 | 新象展 佳作賞受賞 |
1982 | 25回記念 新象展 出品 25回展賞及び福沢一郎賞受賞 |
1984 | 現代のユーモア(埼玉県立近代美術館) |
1989 | 美術の国の人形たち(宮城県立美術館) |
1995 | 三人の接点 (MUSEO CHIQUITO 小さな美術館) |
1996 | 第32回 具象美術展出品 具象美術会賞受賞(横浜市民ギャラリー、 具象美術会主催) |
1999 | 第24回国際美術展(東京都美術館、ジャパンインターナショナルアーティストクラブ主催) |
2000 | Asian Art Now (LAS VEGAS MUSEUM) |
2004 | 球体関節人形展(東京都現代美術館) |
2009 | Art Wave 2009 in Shiga & Sendai(滋賀県立近代美術館、せんだいメディアテーク、NPO法人現代美術普及協会主催) |